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・『小津安二郎 大全』

映画監督:小津安二郎の決定版書籍。企画から取材、寄稿者選定、調査、執筆まで全行程を手がけた(共著者:宮本明子、刊行:朝日新聞出版)。100頁に及ぶ初の本格伝記や映画化されなかった脚本を含む全60作品の小事典ほか、香川京子/司葉子/岩下志麻/坂本龍一などへの取材、加瀬亮/保坂和志/北村薫/ペドロ・コスタ/ミカ・カウリスマキなどからの寄稿も収録した。

調査や取材から数多くの新発見があった。『浮草物語』の主題歌歌詞や、『晩春』の当時としては極めて先鋭的だったロケでの同時録音、小津が定説に反して40ミリレンズも使用していたこと、黒澤明『酔いどれ天使』『野良犬』から音楽的影響を受けていたこと、『お早よう』で自ら黛敏郎を起用したこと、娘二人を主人公にした話を晩年に構想していたことなどは、学術的にも価値のある発見だった。

また、新しい論点として、小津両親の離婚経験と作品への影響や、『懺悔の刃』でのジョン・フォードからの引用、『女房紛失』に登場するルパンやホームズ、『長屋紳士録』の特異な舞台設定、『一人息子』で流された発売禁止歌、『お早よう』の主題曲がモーツァルトと黛の既存曲から作られていることなども取り上げた。これらも本格的な調査がなされたのは初めてのことと言えるだろう。
修復された小津少年期の絵画、中国出征時撮影の写真、猫の絵や葉書、また小津と脚本家野田高梧による8ミリフィルムなども書籍初掲載となった。

刊行後に、読売、朝日、毎日新聞やキネマ旬報、週刊新潮、サンデー毎日など各紙ならびにラジオ等で紹介され、「最新かつ最高」「『小津安二郎 大全』と名乗るにふさわしい一冊」など高い評価を得た。フライヤー表面、裏面、お求めはこちら

 


フライヤーデザイン

・『映画音響批評 小津安二郎の音を語る』

早稲田大学で行われた公開講座「映画音響批評 小津安二郎の音を語る」のフライヤーデザイン。サントリー学芸賞受賞など、映画音響研究で注目を集める長門洋平を招いた講座のフライヤーで、映画の一コマにぼかし処理をし、物語や映像からではなく音から作品を読み解くという講座の主題を表現した。フライヤーはこちら

・『コーヒーの科学』

東京工業大学社会人アカデミー主催講座「コーヒーの科学」のフライヤーデザイン。コーヒー界の権威:廣瀬幸雄らが講師を務める公開講座のフライヤーで、写真撮影を含む全デザインを担当。上部には焙煎前から焙煎後へ段階的に色づいていくコーヒー豆、下部には縦書きによる文言を配した。チラシは日本テレビ「笑ってコラえて!」でも紹介され、好評を得た。フライヤーはこちら

 

講演


・「anima/body」(『魔女の宅急便』などの背景を手掛けたアニメーション美術家:伊藤豊との対談)

・「映画音響批評 小津安二郎の音を語る」(映画研究者:長門洋平との対談)

・「小津安二郎生誕115年・小津安二郎青春記念館開館15周年記念展」(映画監督:田中康義との鼎談)

・シンポジウム「OZU2020」(映画監督:周防正行らとの鼎談)
・「対談・『小津安二郎 大全』の見どころ、読みどころ!」(直木賞作家:北村薫との対談)
・「保坂和志 × 松浦莞二 × 宮本明子」(芥川賞作家:保坂和志らとの鼎談)
・International Conference on Social Science and Business(米国で開催された国際学会。J・フォードの小津への影響について発表)

・International Symposium on Business and Social Sciences(シンガポールで開催された国際学会。シンガポールでの小津について発表

・Society For Cinema and Media Studies(カナダで開催された世界最大規模の映画学会。日本映画、特にアニメーションについて発表)

・都留文科大学比較文化学科での特別授業(2017年1月)
・早稲田大学文化構想学部 現代人間論系演習での特別授業(2016年7月)

 


その他


・医療法人三家クリニックでのアニメーション制作ワークショップ

・田中康義 著者撮影(『豆腐屋はオカラもつくる』掲載)
・『BAKUTO OSAKA 2010』映像素材提供
・『ボロフェスタ(2010年)』機材提供

・『夜--朧げな際』(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでのアーティスト:黒宮菜菜の作品撮影)

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